他流試合で組織とリーダーは飛躍する

人材育成における他流試合とは:【分野・業界の異なる者同士が議論や問題解決などに取り組む研修やワークショップといった能力開発の場】

他流試合が昨今注目され始めているのはなぜなのでしょう?

ウェブやアプリ事業参入のハードルが劇的に下がった今、ありとあらゆる分野のビジネスパーソンたちが自分たちのアイディアとITを融合させ、イノベーションを次々と起こしています。

この現象は分野の垣根を越えて協働したりアイディアを掛け合わせたりすることで、単一的な組織には成し得ない画期的な商品やサービスを生みだすことができることをわかりやすい形で表しています。多様性を取り入れ上手くマネジメントできる組織は、強い。

しかしだからといって自らの組織の社員構成を今日からガラッと変えるなどそうそうできることではありません。でも自分たちだけでは考えつくことができないようなアイディアはやはり欲しい。多くの企業が感じているはずのジレンマです。

このような問題に対して即効性のある解決策が、他流試合です。自らの組織の社員を入れ替えるなど大掛かりなことをすることなく、新しい風を取り入れることができる方法です。

今回は他流試合が組織と人材に施す恩恵についてお話しします。
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英語を学ぶ理由って?外国語を自分のモノにした先の世界

英語は日本で生活している限り必要ない。これから世界で生き残るには英語や中国語が話せないと。そんな議論をよく耳にします。どちらの意見も本当です。

ただ、外国語を話せるようになるに連れて外国語が必要か・必要でないかの問題は些細なことになっていきます。なぜなら、話せるようになるまでのプロセスから得られるものは替え難いものだからです。

この記事では実際の外国語学習者数名の人格や人生に起こった変化を最大10年に渡り観察した結果をもとに、外国語をがんばって話せるようになる意義について議論します。

結論から言うと、英語を学ぶ理由は:

  • 自分が本当に表現したいことに向き合うことで自己を理解していき、自分に合った上達の術と、言語に縛られずに自己を表現する自由と自信を得ること、
  • 元々いた文化圏の中と、身につけた外国語の文化圏の中の両方で「できること」が増えるということです

 

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【ビフォーアフター動画】5大学合同プレゼンテーション講座レポート

これから社会人になろうとする学生のために、教育機関として、してあげられることはなんだろう?

2015年10月に行われた取り組みからひとつの答えが得られました。

亜細亜大学、神田外語大学、東洋大学、昭和女子大学、桜美林大学、ベネッセコーポレーション、ベネッセ i-キャリアとベルリッツ・ジャパンが手を取り合い、5大学の学生合同のグローバルプレゼンテーションスキル講座を開催しました。土日の2日間にわたり、1日5時間、全編英語のみの学生参加型講座を乗り越えた学生は英語コミュニケーション能力、そして自信において劇的な変化を遂げました。 続きを読む

パブリックスピーキングを成功させる聴き手目線の話し方

「今度のセミナーで喋ってくれませんか」「次のプレゼン、頼んだよ」自分が身を置く分野の中でキャリアを積んでいくと、プレゼンや講演の機会が増えてきます。しかも聴衆は大きくなる一方!大勢の人の前で話すパブリックスピーキングは影響力のあるビジネスパーソンにとって避けては通れないものです。

It’s not what you say but how you say it.
伝え方が全てだ。伝える内容じゃない。

英語にはこんなことわざがあります。開始早々、一瞬で聴衆を味方につけるスピーカーを見たことはありますか?パブリックスピーキングが得意な人を見ると、間違いなく伝え方の重要性を熟知していることがわかります。

今回は上手いパブリックスピーキングの「伝え方」の部分を要素分解してご紹介します。要素のひとつひとつを自分の今のスピーキングスタイルと照らし合わせて、改善の余地を洗い出しましょう。 続きを読む

異文化コミュニケーションを行うために不可欠な3ステップ

自分より20歳年上の他人、もしくは20歳年下の他人と交友できますか?Yesと答えた方は、異文化コミュニケーション能力に長けているかもしれません。異文化とは、性別をはじめ、年齢や職業、出身地や社会的地位などあらゆる違いを指します。

つまり異文化コミュニケーションとは、自分とは異なる相手と意思疎通しあうことです。自分とまったく同じ生き物は存在しないので、言ってしまえばコミュニケーション=異文化コミュニケーションです。

ですがこのごろのビジネスパーソンを悩ませているのが、外国で外国人とビジネスをする際に直面する大きな文化の違い:多国間の異文化コミュニケーションです。ただ会話を成立させるだけならば語学力があればなんとかなりそうです。しかし他国とビジネスを成立させるには、語学だけではどうにもならないのです。

しかし解決方法はあります。しかも、ごく身近に。この記事では、異文化コミュニケーションが身近なスキルであることと、他国との具体的な異文化コミュニケーションの仕方を説明していきます。 続きを読む

後で絶対に揉めない!コンセンサスを得る重要性とテクニック

コンセンサスとは取り決めに関する、利害関係者(ステークホルダー)全員の合意を指します。ビジネスにおいてプロジェクトを円滑に進めるためには根回しなどを通して事前にコンセンサスを得ることが大事ですが、多様な考え方やバックグラウンドを持つステークホルダーたちが軒を並べるグローバル企業の場合はより難しくなります。

ただでさえ根回しは楽ではないのに、グローバルな環境の中でのコンセンサス取りは、ハッキリ言ってとても大変です。ただ、ちゃんとやれば、後でとてつもなく大きな見返りを期待できます。今回はグローバルな組織においてのコンセンサス取りの方法を、具体的な例を踏まえてご紹介します。 続きを読む

コーチの立ち振る舞いが学べるコーチング会話例 エピソード1

コーチングに関する書籍やウェブサイトは巷に溢れていますよね。そんな中、「理論やテクニックはわかったけど、上手いコーチはどんな言動をどんなタイミングでするの?」と、気になっていませんか?

そんな方が具体的なイメージができるように、日頃コーチングを業務に取り入れて実際に業績の向上に役立てている方々の監修の下、コーチングセッションの長編会話例をご用意しました。今回のエピソード1では、能力が高く向上心溢れる女性マネージャーを相手に、コーチがコーチングセッションの中でどのように立ち回るのかを見て行きましょう。 続きを読む

ビジョンを打ち出し、組織に浸透させる3つのステップ

事業予測ができない中で決断を下さなければならない時、ビジョンはひとつの判断軸となります。
ビジョンがなければ大きなリスクが取れなかったり、ビジョンがあったとしても組織に浸透させることができなければ社内をまとめることが難しい状況に陥ります。

この記事ではビジョンの重要性をお伝えすると共に、組織に浸透させる方法を3つのステップに分けてお伝えします。また、具体的にどうすれば良いのかイメージしやすいように、ビジョンを浸透させる取り組みを全社をあげて行っているJALの事例もご紹介します。
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モチベーションが自然に保てる頭と生活の環境づくり

なにが自分を突き動かしているのか、はっきり言葉で言い表せますか?昇進や給料アップのためにがんばる人もいれば、おいしいご飯やお酒を自分へのご褒美にする人もいます。上司に褒められたり、同僚に認められたりすることにモチベーションを感じる人もいれば、ただ新しいことに挑戦することにモチベーションを感じる人もいます。

様々な要因から人はモチベーションを得ますが、今回はそれらを「持続性」の観点から、大きく3つのタイプに分類してみましょう。

タイプ①: 外発的な、身体へ作用するモチベーション(持続性:
例:おいしいものを食べる、十分な睡眠を取る、マッサージなどで身体を癒す

タイプ②: 外発的な、心へ作用するモチベーション(持続性:
例:褒められる、愛情を注がれる、他者に認められる 

タイプ③: 内発的な、自我が生み出すモチベーション(持続性:
例:理想に近づく、自信をつける、好奇心を満たす

モチベーションを保つのは仕事をしていく上で重要です。しかし最初の2つの、外発的なモチベーションを継続的に得るには、前提条件があります。タイプ①はお金や時間がなければ得られませんし、タイプ②は自分や自分の行いに対して肯定的な人がいなければ得られません。しかも、タイプ①と②は持続性が高くないため、頻繁に摂取しなければなりません。

ある日突然、仕事量が激増して寝る時間もおいしいものを食べる時間もなくなったらどうするのでしょう?ある日突然、愛する人や家族が亡くなってしまって、褒めてくれたり愛情を注いでくれたりする人がいなくなったらどうするのでしょう?

つまりタイプ①と②に頼りきってしまっている人は、いつ心が折れてもおかしくない、危険な状況にあります。タイプ③のモチベーションは外的な要因に依存しないので、これを自ら作り出せる人は、心が折れにくい人です。そして、全タイプのモチベーションをバランスよく保てる人は健全な状態で長く仕事ができる人です。

今回はモチベーションが自然に保てる脳内と生活の環境づくりの方法をお伝えします。これを読んで、どんな困難に直面しても挑み続けられるビジネスパーソンになってください。

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人をより広い土俵へ導く優秀なファシリテーター3つの素養

他部署、他団体が絡む会議では、進行役が誰であるかによって会議の進展度合いは大きく変わってきます。司会進行だけではなく、会議が建設的なものになるように働きかける役割を担う人物を、ファシリテーターと呼びます。

昨今では地方自治体の町の再開発プロジェクトにおいてファシリテーターの重要性が表れています。地方自治体が建築専門誌の出版社に優秀な建築家を紹介してもらい、かけ橋となってくれた出版社からの代表者にそのまま会議やプロジェクト運用のファシリテーターになってもらう、などということがあります。

ファシリテーター自身は議題の当事者ではない中立的立場にあり、意思決定の権限がない者が理想です。決断を下す役割ではなく、会議で話し合われる「内容」と話し合いの「進展」を向上させる役割を持ちます。会議のファシリテーターは以下のことを最終的な目標とします:

議題を組織の大きな目標に結び付け、その目標を参加者全員がやる気を持って目指せるように動機付けること。

ファシリテーターは会議中、参加者全員を、3段階を経て大きな目標へ動機付けます。 続きを読む